言いたいことをきちんと伝える
~もっと“伝わる”言葉の整理術~
講師 :E-ComWorks株式会社 山本衣奈子
概略
相手との会話において大事なのは、「上手く伝える」こと以上に、「分かりやすく伝える」ことです。
上手く伝えることも必要ではありますが、ただ単に“理解”できるだけでは、相手からの興味や、それに伴う行動を引き出すことには繋がりにくいものです。
人は“理解”の上に“納得”が乗り、そこに“共感”が生まれてこそ分かり合うことができ、そこから一歩進んだ関係づくりにつながっていきます。
『聞き上手』の定義は“聞き方が上手い人”とされますが、だからといって『話し上手』の定義は単純に“話し方が上手い人”のことだけを指すわけではありません。コミュニケーションにおける『話し上手』の定義は、“相手の聴きたいことを分かりやすく話せる人”のことをいいます。
心をしっかりと相手に向け、“相手が聴きたいこと”を“分かりやすく”伝えること。その意識が姿勢を変え、言葉を変え、関係性を変えていきます。
この研修では、言葉の使い方を中心に、「伝わる」そして「共感を生む」表現力を高めていきます。
目的
- 分かりやすい話し方・話の組み立て方を考える
- 相手の立場に立った表現法を身につける
- 膨大な数の言葉の中から、より伝わる&響く言葉を的確に選び、使えるようにする
ねらい
日本語という言語の特徴を再確認しながら、言葉の持つ力、その影響力を理解し、言葉による誤解や摩擦を避けられるような術を考えていきます。
思いや考え、気持ちといった目に見えないものを、形にしていくために必要不可欠なものが言葉です。言葉は、単なる文字情報ではなく、コミュニケーションにおいて大きな役割を果たしているのです。その使い方次第で、結果や成果だけでなく、関係性や信用・信頼など、様々なことが大きく変わっていきます。ここでは、言葉の力を最大限にプラスに活かすために、自分の中にある言葉の引き出しを整理して、言葉を味方につける方法を学んでいきます。
効果
- 言葉の持つ力を理解し、その効果的な使い方が身につく
- 「伝える」と「伝わる」の違いが分かるようになる
- 単なる“伝達”ではない、“相互理解”のための会話ができるようになる
内容(例)
導入
- 無意識の存在に気付く
- 会話の質を上げる小さな心がけ
伝わるように伝えるには
- 話が分かりづらい人の共通点
- 「伝える」と「伝わる」の違い
言葉の整理術
- 日本語の特徴
- “聴く耳”を持ってもらうコツ
- もっと伝わる言葉選びのポイント
- 話し上手な人がやっていること、しないこと
- 分かりやすい組み立てのヒント
- 人間心理(心理学)に基づく言葉の活用法
言葉を活かす話し方
- 言葉=下絵、声=絵の具
- 声のRGB
笑顔の効果
- 表情と「伝わり方」の関係性
- “笑声”の力
まとめ
★内容は実施時間とご要望に合わせてアレンジいたします
★随所にプチワークおよびペアワークを入れ、参加型で行って参ります。