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【コラム連載10回記念】
いつもお読みくださりありがとうございます!
このコラムもお陰様で連載10回目を迎えました(^-^)
10回記念は小川さんにお願いして、特別書き下ろしの体験談を書いてもらいました♪
あまり語られることのなかった実話。小川さんの人生の一部をどうぞご覧下さい!
(山本衣奈子)


「小川君 今日 給料でないから・・・」
「社長 朝から悪い冗談やめてくださいよ・・・」

・・・それは冗談ではなかった。

それから2ヵ月半。給料が出ない日々が続く・・・しかも自分は新婚だった。
男の見栄もあり、嫁さんには「給料出なかった」と恥ずかしくて言えなかった。
定期預金を解約して生活費にした記憶がある。
(緊急な失業対策のため、給料の2ヶ月分とボーナス1ヶ月分は、
確保しておくことをお勧めします!)

その後、政府の緊急融資が決まったときは、本当にホッとした。
業績の悪い会社には、共通点がある。
1.自社のオリジナル商品やサービスがない、もしくは弱い
2.従業員の意識やレベルが低い

この2点にうなずく人は多いのではないだろうか。
私の在籍していた教育関係の会社は、その両方を兼ね備えていた。
20人くらいの小さい会社なのに、労働組合があり、経営者は組合の言いなりだった。
毎日遅刻する女性幹部や自分の給料分が稼げない会長、彼らは当たり前のように給料をもらっていた。
経営者は、組合の言いなりで、働く社員より組合員を優遇した。
私は、そのことが許せなかった。
私の仕事を認めてはくれた社内外の人たちもいたが、将来に展望も持てなかった。

そして、10年勤続を節目に、社長宛に「退職届」を突きつけた。
我ながらちょっとカッコ良かった。
社長は、震えているように見えた。
翌日、専務に呼ばれた。
「君は今日から次長にする、君の欲しい年収を言いなさい」
なんだか、自分が情けなくなってきた。
「社員が辞めると言うと、給料を上げるのですか?経営者として恥ずかしくはないのですか?」
専務は無言のまま、うつむいていた。
私は、年収よりも社内のリストラをすることを条件に、しばらく在籍することに承諾した。

その後、会社は一切リストラをしなかった。

ならばと、やはり自分自身をリストラしてもらうことにした。
半年間で、1年分の売上をつくって33歳で退職。
全く後悔はなかった。

・・・3年後、この会社は、取引先やお客さまに多大な迷惑をかけて倒産する。
有難いことに、退職後すぐに仕事が決まった。
社長、事務員、そして私の3人だけの小さな会社だった。
仕事が決まり、お世話になった方々に挨拶に行くと
「いいな、営業の人は、すぐに仕事が見つかって。
俺なんか失業したらどこも雇ってくれないよ」と行く先々で、言われた。
営業の仕事は、失業に強い恵まれた仕事だと確信したのだった。

●営業マンとして心がけたい事●
どんな仕事をしていても、「辞める決断」または「続ける決断」をするときが来る。
そのときにどちらを選んでも後悔しない覚悟が必要だ。
しかし現在は、自分の思いとは別に辞めざるをえないことが多い。
少なからず心とお金の準備はしておこう。

●いつでも次のステージに移るためのアドバイス●
・仕事で常に評価され続けること
・お客さまの人脈を切らさないこと
・取引先は、日頃から特に誠実に付き合うこと 
・同業・競合他社にもネットワークを持つこと
・友人・知人を大切にすること
再就職の際に力になってくれるのは、仕事を通して知り合った人達、もしくは友人・知人であることがほとんどだ。
日頃から「正しい仕事」と「誠実な人付き合い」を大切にしたい。
できるなら「我社にこないか?」と言われるお客さまを3社は確保できるくらいに。


運よく新たなるスタートを切ることになった私。
しかし、この後も、さらなる倒産・解雇を経験することになる・・・(つづく)

ところで、失業すると雇用保険(失業保険)が出る。
10年勤めたので、当時300日間の雇用保険が出ることになった。
そんなある日。友人と飲んだ席で、
「小川君 俺の払った雇用保険の分も貰っているの?」
「大丈夫 お前の奥さんが払った分も貰っているから。」
「・・・今日は、小川君のおごりだな」
「えっ!失業中なのに~・・・まぁいいか」


by 小川 祥朋



                                 



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